エルフソフト陥落の歴史

  
  定価 8800円
 ドラゴンナイト4
 PC98版 1994/02/25
  X68版   〃
TOWNS版  1994/04/28
ゲーム性に富んでおり、特に第二部は新鮮に映った名作

第九章 セガサターン&プレステとLeafの世界


    中古PC98 ドラゴンナイト4

   1994年2月、某社のゲームと発売日をぶち当てて発売された「ドラゴンナイト4」 

    何も隣に並べなくてもw

 しかし勝てたのが某社のシネマハウスくらいなもので、内情を語れば飛び出した阿比留氏はミンクで
 GOKKOをあっさりヒットさせて見事に原画師としての地位を勝ち取り

    

 続くツーショットダイアリーも売れまくりで、
 エルフさんの最期を見届けようかなガーッハッハな感じに成長を続け


    中古 POPCOM2月号付録

 ミンクのGOKKO体験版と一緒にドラゴンナイト4の体験版が掲載されるという笑えない結果を招き。 
 売れはしたものの、宣伝をかけたわりに散々な結果となった。


    

 そして市場はもうプレステとセガサターンの時代でPCエンジンはもう旧世代、PCFXの到来、


        で、


     中古PCエンジン ドラゴンナイト3

 出したドラゴンナイト3は爆死。
 まではしなかったものの、そこそこ売れたから調子に乗りまくって開発を辞めなかったせいで

    

 PCエンジン末期の96年までエルフのゲームは移植され続けた。
 NECアベニューにしてみれば、もう万々歳である。
 そして期待の大作「同級生2」はアリスソフトから2年間遅れたHD専用版として発売され、

     中古PC98 同級生

 爆発的な大ブームは記録したもののPC-98は標準では16色しか出せないために、竹井正樹は16色で縛られた。 
 ある意味それが、ヒットの要因となったのかもしれない。

        で、

 蛭田氏が辞めたいとかやる気をなくしていた。というのになぜ同級生2がこんなに早く作られたかというと。
 元々「卒業」というタイトルで卒業式までの恋愛模様を描く予定だったのでネタのストックを引き出すだけ
 で良く想像以上に簡単に開発は進み、

    初期設定のままなので卒業写真と冬服が使用されている。


 キャラクターの大部分も夏休みの一か月にも関わらず、冬服を着用のまま原画指示は届き
 竹井氏が原画を書き始めていた段階で既にくるみ・美沙・美穂以外のキャラクターは書き終えており、

 「あ、あのぅ、僕は今ですね、卒業っていうげーむ作ってるんですけど」

   中古PC98 卒業

 というナイスツッコミによりタイトルは「同級生」に替えられて

     これはサマーセーターさ

 夏なのに登場人物がマフラー着用というワケのわからんゲームは売れまくった。

  

 テキスト内でも誤魔化してはいたが、後に蛭田氏は初期設定について暴露。
 最初のテキストを変更するだけだったために同級生2のテキストはサクサク仕上がって。
   さり気なく1000円も値上げした

 尻切れトンボの使いまわしストーリー同級生2は大ヒットを記録した! やったぜ!


     中古PC98 愛姉妹

 しかし蛭田氏の書きたい物は甘いストロベリーな恋愛物とは違う。
 野々村病院の人々に愛姉妹とシルキーズはひっそりと評価され、蛭田氏の理想が出来上がった。

 もう恋愛模様を伺うエルフからは離れてもいいんじゃないか?

 原画師は入っても有能なシナリオライターは中々捕まらない。
 一人でシナリオを描き続けるのも限界だし、正直もう別の誰かに託して楽に行きたい。
 蛭田氏はエルフを受け継ぐ後継者探しの旅に出かけた。

   中古PC98 DR2ナイト雀鬼

 皮肉な事に同級生ブームのおかげで新規ソフトハウスは数多く立ち上げられて、
 すぐに動けるシナリオライター経験者は他社からいつでも発掘可能となっていた。
 Leafにシーズウェアとシナリオライターの力が発揮できるゲームの世界は広がっていく。




時代の移り変わりパート3


 業界二番手のアリスソフトの動きがどうだったのかも見てみよう。

     中古PC98 superD.P.S

 ランス4HD対応については前章の通りだが、92年の段階でアリスソフトは「superD.P.S」で256色対応を開始。
 完全にPC98時代の終焉を予想し、Windows3.1対応に備えた。
 そして安易にコンシュマーとコラボしないことで自社ゲームの売り上げを落とさないようにし、HD対応開始

     中古PC98 夢幻泡影

 1995年7月、夢幻泡影で初の256色専用作品を発売しWINDOWS3.1にいち早く対応。
 自社システムSystem3.5シリーズでの制作のため開発も容易に進んだ。

 アリスが制したものは時代の先取り。
 コンシュマーでゲームを移植すればパソコン版の売り上げが落ちるのは当たり前であり、アリスは無駄な橋を
 渡らず賭けに挑戦し続けてやがてはエルフの地位を脅かしていく。

  
 
 その後のアリスソフトについては、長年の盟友HAZUKI氏によるチャンピオンソフトの歴史で詳しく掲載され
 ているので当サイトではここまでとさせて頂く。

  
 ユーザー視点のエルフの歴史について語ってくれたエルフの歴史裏ルートも必見だ。




  ・第十章、剣乃ゆきひろの登場と蛭田昌人の引退


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