エルフソフト陥落の歴史

  
  定価 8800円
 臭作
 WIN95 1998/03/27
 おやじ路線の第二作登場、彼女の貞操や如何に

第十三章、おやじ路線の開拓とリメイク大合戦


    

 スタッフの逃亡、シナリオライタースランプ、売上だけはウハウハのエルフ大先生が10周年。
 何だかわからない記念ジッポは発売され、応募者がさっぱりなゲーム大賞は企画され、一年間新作なしの 
 こりゃもーどうしょうもねー状態の10周年。

    


 セガサターンソフトが売れまくりのエルフ大先生は大ピンチを迎えた。
 野々村が30万本も売れて、味を占めて自社開発の流通で一儲けだとYU-NOと下級生を自社で売りまくったのはいいが、

     

 見事なまでにセガサターンは18禁販売を停止宣言。
 期待の新作セガサターン版ワーズワーズはあっさり開発中止となり、自社制作の在庫を抱えて赤字を蒙った。

     

 しかし、シルキーズ効果でスタッフは集まらないのでゲームは作れない。
 ユーザーは新作のゲームを求め続け、白羽の矢が立ったのがPC Angelとピンクパイナップル。

 P天の堀部氏、エロアニメには定評の渡辺氏。
 有能なる賢者たちが、スチャラカやさぐれ剣士の元に集った。

 原画さえ何とかなればシナリオなんかフラグ作業で何とでも作れる。
 女の子の設定と凌辱のシチュエーション、後は何となく時間を置けばすぐにゲームは形になった。

 こうして、パパパッとサクっと仕上がった臭作さんが登場。

    

 Leafノベルシリーズをパロったエルフノベルシリーズ第一弾Refrain Blueも登場。
 最初からアニメとのタイアップで作られているので、原画さんも渡された仕事をこなしていくしかない。

 もう完全に開き直って、恋姫・河原崎・愛姉妹・ビヨンドとシルキーズ遺産を食い荒らし、

      どうせならREIRAかマリンバスターも作って下さい・・・


 竹井氏とも和解して、同級生3作る作る詐欺を始め、蛭田氏は予定通り社長業を引退宣言。

  

 超高校級のシナリオライターなんか、何千万払ったってそう何人も見つかるはずもない。
 1999年、エルフ遺産食い潰し大作戦とシルキーズの再起動が始まった。
 純愛ゲームを求められるエルフにさらさら興味なんざない。
 過激に始まった遺産食い潰し大作戦は進行開始した、同級生3作る作る詐欺を抱えておけば信者は付いてくる。

 蛭田氏が抜けたエルフがどうなるかと言えば、

  

 事情をお察しくださいのメンバー勢ぞろいな現状で、しかも社長はゲームは作らないし人の管理しかやらない宣言。
 興味がある物は金であり、大事にしたいものは金である。

  

 やるべき事はキャラクターの投げ売り大合戦とリメイク大合戦。
 やりたい物はシルキーズにあり、大事にしたい物はシルキーズにあり、どうでもいいのはエルフである。

 そして迎えた2000年9月。

   

 PCエンジェル誌上にて一大ニュースが雑誌を飾った。
 引退状態だった蛭田氏が、完全に社長業を引退して下田氏が社長就任!

   

 蛭田氏は顧問という立場になり、ゲーム以外の事業の社長業が忙しいの一言で終わる。
 ユーザー達は絶望し、同時にエルフを哀れに思った。


   下田新社長インタビュー抜粋

 「私はゲームを作らないんです。
  人の管理というとおこがましいんですが、エルフを見てきて学んだことを伝えられればいい。
  方向性とか多少客観的に見る人間が必要ではないかと思うんです。そうした立場になるのでしょう」


   シルキーズ社長H氏のインタビュー記事抜粋

 「某社の愛とか恋愛とかにうんざりしていた。自分はギトギトですごいスケベなソフトが作りたかった。
  シルキーズをやっている時は楽しい。
  河原崎は作っててあれだけ幸せな時はなかった、ご飯がおいしく食べられた。また続編を作ろうと思ってた」


 両者の意見をどう思うかはその人次第だ。
 しかしエルフとしての歴史は遺作をもって終わっており、シルキーズはビ・ヨンドで終焉を迎えた。

 一般的なエルフの歴史はこれにて幕を閉じるが、スタッフ達にエルフの愛が無いわけではない。
 ここから残された者たちの歴史が始まり、そして続いていく。



  ・第十四章、新生シルキーズの登場とエルフ最後の作品


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