ようこそシネマハウスへの歴史


 
 はっちゃけあやよさんIV
 発売 1993年
 機種 PC98/Towns
 定価 4800 円
  
    ・新体制の元で作られた続編、タウンズ版にはドラマCDも収録


第5章 スローターハウス大作戦!
 1993年春、PCエンジェル誌上にて「変な新作」という形で制作が告知され、夏の発売を目指して起動に乗り出した「ようこそシネマハウスへ」とHARD社。
 あやよさんの会社、よくわからない集団と揶揄され、アンケートでは叩かれ、雑誌の読者投稿では話にも上らない。

    PC AngelPC Angel 1993年5月号 PCエンジェル

 評価してくれるのは、本当に僅かな数名だけで、当てもない開発の日々だけが続いていく。
 そんな批判を見返してやるべく、HARD社は大きな賭けに打って出た。
 美少女ゲーム四大雑誌「月刊メガストア」の表3広告を一年間買取り、大々的に「ようこそシネマハウスへ」の宣伝合戦に打って出たのである。

    [約10か月掲載]

 過去のどんな作品でさえ行わなかった広報戦略に、読者以前に編集部一同や雑誌関係者は驚愕し、(だが、HARDらしい真っ暗な広告に読者一同はほぼスルーv)主に、ごく一部の出版業界で話題になった。

 だが、映画パートの開発が余りにも困難すぎて、発売予定はドンドン過ぎていきデバッグ作業は延々と続き続ける。

    [タイトル改定後に未発売]

 更に、他社からは「スローターハウスへようこそ!」と言う疑似タイトルの発売まで同時期に告知され、目次の欄や紹介記事まで「ようこそシネマハウスへ」と一緒に並び続け、どっちが「ようこそ」でどっちが「ハウス」なのかと読者は混乱した。
 広告を打てばスローターハウスが並び、世間の評価は「あやよさんの会社」と、このゲームは本当に発売して売れるんだろうかと往年のHARDファンですら心配になるほどに、HARD社の活動は謎の進化を続けた。


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第6章 ドラゴソナイト4の侵略