モーニング娘。6期最強伝説の歴史
   
  定価 ¥1000
 starring 久住小春 / 恋☆カナ 
 通常版 2006/07/12
 事務所が最も望んだミラクルアイドルがここに誕生する。

第5章 時代に取り残された5期メンバー


 メンバーカラーをイメージしたアルバム「レインボー7」で始まった2006年。
 続くシングル「SEXY BOY そよ風に寄り添って」はセンター高橋&田中で、この二人のトップ体制は不動のものとなった。
 しかし、加護亜依の喫煙報道で今年もスキャンダルに襲われ当の加護は謹慎でW(ダブルユー)は活動停止。

    
報道の翌月にハワイ行が決まっていた。

 入金まで確認済みのハワイツアーは多額のキャンセル料がかかり、2年ぶりに開催されたハロスポは加護不在の返金を受付するまでに追い込まれる。
 何よりミニモニという子供のアイドルだった加護の喫煙に保護者の目が大変厳しく、加護亜依の復活までには鬼のような時間がかかった。

 モーニング娘。の枠を出た久住は「きらりん☆レボリューション」で声優デビューし、娘から一足先にソロ活動開始。
 演技としてはまだ未熟だったものの、ハーフのような顔立ちの久住は子供にも人気が高くちゃお関連のイベントには「子供のアイドルきらり」として紹介される。
 混乱が続く4月、5期メンバー小川麻琴と紺野あさ美の卒業が発表された。
 紺野は7月のハロコンで、小川はミュージカル「リボンの騎士」をもっての卒業公演。

   中古 ミュージカル「リボンの騎士」DVD

 4期メンバーの時とは違う、卒業記念コンサートの名前が付かないラスト出演に小川に至ってはミュージカルが最後の出演という冷遇っぷり。
 元々クイズの正答率も高く頭の良かった紺野は大学進学を目指すからいいが、小川は持病の腰痛を抱えたままの卒業で治りも良くなく、事実上の故障脱退と言えた。
 紺野は順調に慶應義塾大学へ進学を果たし小川は何だかわからない語学留学にニュージーランドへ旅立つ、サブリーダーにすらなれなかった5期メンバーは整理され、会長の推しメン高橋愛だけが優遇される。
 素人ポップソングのモーニングコーヒーからサマーナイトタウンでセクシー路線に切り替え、女性としての哀愁や魅惑を色濃く残したのがグループカラーとなり、ダサいと呼ばれていたユニット名にセクシーを加える事で味を出してブランド化したのがモーニング娘。
 この中に入ったのにいつまでも童顔で無垢な子供のまま成長してしまった5期メンバーには全く魅力が無く、事務所お気に入りの高橋さえ居れば成長しない残りの5期メンバーは寄せ集めでしかなかった。

 中古生写真 モーニング娘。/久住・藤本・新垣

 一人残された新垣は、大事な紺野の卒業に久住のバックダンサー扱いという冷遇っぷり。
 空振りの女王ラジオ「石川梨華のちゃんちゃか☆チャーミー」終了で空いた枠に入れるかと思えば、ラジオを任されたのは石川の元相棒の道重。
 高音に定評はあるが歌に色気のない高橋、パワーボーカルではあるが田中には及ばない新垣。学生時代を犠牲にし、先輩の影に怯えていた彼女たちは半分に分けられ6期メンバーが躍進。立ち向かうは新メンバー久住。
 新垣の心に、来年の私は卒業公演は・・・有るんだろうかという不安がよぎった。
 そして、8期メンバーの募集は告知され、世間では久住ばかりが持てはやされていった。


さよならオレ達のモーニング娘。

 きらりん☆レボリューションが始まった2006年4月。
 久住小春の躍進は続き、ついにはモーニング娘本体よりもその露出は上回って行った。1年で終わるはずのアニメは次のクールへと続いていき、ちゃおのイベントやライブへと久住単体のソロ活動は続き、ちびっ子獲得大作戦は始まって行った。
 本体のはずのモーニング娘はバラエティーでもそっぽを向かれ、取り上げられるのは矢口を初めとする元モーニング娘のメンバー達。
 現メンバーはOGのお供扱いとなり、テレビ出演は元モーニング娘のお情け程度。
 それでも付いて来たファンに、更なる悲劇が襲う。

     

 応募者はたったの「6,883名」と2期メンバーオーディション並みの低い参加者。
 前回の7期オーディションが夢のような落ち込みを見せ、落選者に後のAKB柏木由紀や吉川友などいたものの、たった一人だけ選ばれたのが彼女「光井愛佳」だった。

 

 14歳の少女で一人だけの合格となれば話題になるものだが、寺院を運営する父親がブログで応援してくださいねと
合格発表前から勝手に書く等のコネ疑惑を噂され、しかも当の寺院はつんくのお寺。
 これだけならそこまで叩かれない物だが、彼女は他の落選者に比べても愛嬌が無くアイドル水準には届かない平凡な容姿の持ち主だったためコネ疑惑を抱いた人に更なる反感を買った。

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 年相応の若さが無く、おまけに京都弁寄りの中澤とは違うコテコテのけだるい関西弁で14歳にしてオバさんにしか見えず、石橋貴明からは
小森のおばちゃまと呼ばれ、明石家さんまからはミヤコ蝶々さんと呼ばれてしまい身内であっても擁護のしようがない叩かれっぷりを見せる。
 31枚目のシングル「歩いてる」で三年ぶりの1位を獲得し、ようやく人気を戻してきたモーニング娘に暗雲が立ち込めた。
 様々なスレッドやブログやコメントで、新メンバー光井は批判され、酷評され、叩かれに叩かれ逆に新垣のアンチは減って行き、

   
オレ達何を勘違いしてたんだろうガキさん最高じゃね。

 と我に返る人々は、アンチから転じて新垣の素晴らしさを語り合うようになる。
 歌声もハスキーボイスで音程も良く、何より卒業を控えた吉澤の代わりとしてのボーイッシュパートを任されるはずの光井加入による「
さようならオレ達のモーニング娘旋風」はハリケーンの如く炸裂し弾け飛び、つんくは「来年からはアジアの中の日本として新しいモーニング娘の形を表現する」
 とか何とか意味不明な単語を高らかに宣言し、逃げたファンはAKB48や他のアイドルに走って行った。


  第6章 アップフロントアジア戦略の幕開け


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