エルフ追悼式典アフターレポート

4.エルフ追悼式典の当日

 一晩限りの宴は、小さいながらもエルフの名前で出迎えてくれた。

  


 献杯用のお酒は12月しか飲めない福井県の名酒 「鬼作左(おにさくざ)」の袋吊り絞り生酒と鬼作左の生。
 にごり酒秋月と一升瓶を二つ抱え、浴びるほど飲める体制が整った。

  

 献杯時のご発声は 元エルフ関係者でもある前田先生にお願いし、エルフ開発時の貴重な裏話なども聞きながら追悼式典は進んでいく。

  


 ピザにナゲットにパスタにフライドチキン、ポテトにサラダ4種類に、デザート盛り合わせは写真を撮る暇もなく一瞬にして消え去り、頂き物のパテとバームクーヘンまで登場し食べ切れない程にテーブルに並び、参加者の中には 鹿児島県からわざわざ駆けつけてくれた人も居た。

  


 寄贈品には、新潟から駆けつけてくれた参加者の 名物笹団子も。
 女性参加者も数名居たため、盛り合わせはカステラケーキ、クレープ、フランボワーズ、アップルケーキ、おさつスティックとスイーツが重視され3皿も並ぶ。

  

 サブイベントは、アリスちゃんを前にエルフとアリスソフト全作品を保有する男HAZUKI氏と当方による 「エルフ全作品解説コーナー」が盛大に執り行われた。
 途中で前田先生による開発裏話や、まさかの同級生専科投稿者による暴露話にスライディング全力土下座なども飛び出す。

  


 茨城名酒「一人娘」に鹿児島焼酎「赤霧島」などのお酒も参加者の方の寄贈で頂戴した。
 献杯用の鬼作左は、袋絞り吊るしという特別な技法で作られた生酒で非常に飲みやすく、一升瓶もすぐに空いて記念に持ち帰る人まででた、

   が、

  


 スタッフが大量に用意した ペリエが人気過ぎて一ケースを消化してしまい、ノンアルコールが足りなくなり逆にお酒が残り過ぎて急遽じゃんけん大会まで開かれた。

   


 そして、長かった一晩の宴は一本締めで終わりとなり、参加者はそれぞれの場所へと帰っていく。
 これがエルフの終末に 相応しい終わり方だったのかは、誰にもわからない。でも、公式が何も言えない。他のゲーム会社も何も語られないエルフの最期をファン同士で語り合い、何らかの節目を付けられたのは事実だ。

   


 私たちの見てきたエルフは、どこかへと旅立ってしまった。
 今後の展開がどうなるのかは、エルフだったものがどんな変わり方をするのかは何もわからない。
 ただ、一人のエルフファンの気持ちとして 2016年12月30日で私たちのエルフは見送られたんだと思い、2014年から長く続いてきた闘いも終わりとしたい。
 
   


 全ての参加者とこのサイトを見て下さった方々に、感謝を。
 そして、またどこかでお逢い出来る事を切に願って。
 
同級生 リメイク8,800円


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