はっちゃけあやよさんPRO68k 発売 1990年 機種 X68 定価 3800 円 | X68の機能をフルに使った、当時としては ハイクオリティーなアニメーションが使用されている。 ゲーム内容は1と全く同じ。 |
第2章「尊辺友氏の登場と御三家」
ソープランドストーリーのヒットに続き、サウンドチップのかみさん氏やプログラマー裏秀゛男氏の加入と、初期スタッフが揃いつつあったHARD社。 そんな中、唐突に街角スカウトされてエリア88よろしく「HARD社」へと連行された青年が、尊辺友氏。 そして、発売された氏のデビュー作「美少女写真館シリーズ」は非合法ながらファミコンディスクシステムに移植されるほどの人気を誇った。 が、これが思いもしない売り上げをHARDに与え、2作3作と続編が作られるまでのシリーズとなる。 また、マイコンとカメラという今まで有りそうで無かった結びつきの深い物を融合させた事も、ヒットの要因だったのかもしれない。 彩色タイルパターンの巧みな技を屈指して描かれた美少女達は、劇画調のシックな色合いと新鮮さがマッチし、HARDのドットラインは美しい。HARD社の女の子はえっちだ。 ファンの声も熱く、僅か三作にして中堅メーカーにまで上り詰めていった。 また、システムやプログラム面の技術も非常に優れ、多数の機種に移植されたので、特に美少女ゲームが少なかったMSX2やX1等のユーザーにとっても思い入れの深い作品となった。 プログラム・イラスト・音楽に続いて、アニメーションに至るまで絶大なる評価を浴びた。 特に第二章のアニメーション技術は素晴らしく、今見ても可愛い女の子達がえっちに動く姿に青年たちは心の汗を何度も流し続けた。 社内のアダルト部門ではあったものの、その収益は本体を凌駕するようになり、尊辺氏の描く原画作品は次々と作られ続けた。 ( |
ハードの成功とボイスボックスの失敗
アダルト部門の「ハード」が躍進を続けたものの、会社の裏側としては火の車だった。 アプリケットシリーズに続いて第一作として発売した「1000年王国」は、売り上げ不振により第一章以降の発売を見合わせることになる。 当時流行していた天使たちの午後の外部周辺機器「JASTサウンド」を模倣して制作した「ボイスボックス」は、有名声優を一堂に揃えて多額の収録費用と出演料を抱えたにも関わらず、それはもう見事な通販限定販売の状態を誇った。 ・中古PC-8801ハード音声合成再生装置 ボイスボックス |
・第3章 はっちゃけあやよさんの登場 |