はっちゃけあやよさん3 発売 1991年 機種 PC98/X68 定価 4800 円 | 幽遊白書をモチーフに作られた霊界探索モノ。 あまりにも売れ過ぎたため、新年エロゲ福袋の定番だった。 |
第6章 沙織事件の到来と新社長就任
あやよ3の驚異的なヒットに、PC88環境からへの移行も落ち着き、通販特典も行うなどの商業ソフトハウスっぽい会社になってきたHARD だが、発売から僅か二か月後に、業界全体が落ち込みを見せた事件が舞い起こる。 当該ソフトの販売停止に各社の自主回収、経営者の逮捕と次々と負の連鎖は続いていき、HARD社も同様に販売していたソフトの回収を余儀なくされることとなった。 (こうした事情のため、あやよ3はソフ倫版と前期版の二種類が存在する) 会社の存続を願った社員に「じゃあ、じゃんけんで社長を決めて」とか何とかで 「HARD社の二代目社長を決めようinじゃんけん大会」 この間まで学生だった上に、年齢もまだ19歳。 第二期HARDはスタートとなり、若手の長岡社長による「真っ白背景&モノクロパッケージ」という斬新すぎるどう考えても売れそうにない期待の新作「あやよ4」は発売となった。 ついに、開発スタッフの名刺は「芸術家」と役職が一気に置き換わり、硬派な会社が何だか分からない企業にジョグレス進化した。 (ゲーム雑誌では、編集より「自称芸術家」の文字が追記された) |
現代に語り継がれる名作ソフト
HARDが儲かりすぎて自社独立を決意した一方で、置いてけぼりにされたログ社がどうだったのかというと、 1992年12月、前年より発売していた「最強将棋ソフト極」が「第3回世界コンピュータ将棋大会」で優勝を果たした事で一気に注目を浴び、すぐにWindows版が開発されコンシュマー業界にも進出。 現在も続く将棋ソフトへと、活動の場を大きく広げていった。 |
・閑話休題「HARD作品に影響されたゲーム」 |