パソコンショップ高知の歴史
くりいむレモンスタートラップ 発売 1987年 機種 PC88/PC98/MSX/X1turbo 定価 8800円 | |
・JASTとくりいむレモンのコンビという、この時代を象徴した作品。後年にスターダスト名義でもリメイク版?が出ている。 |
その3「図書規制法と悪書追放運動へ」
飛ぶ鳥堕とす勢いで、高知初の国産美少女ゲーム第一号「ロリータシリーズ」は、はちきんな女の子達の可愛さが評価され、それはもう売れ続けた。 翌月にはフェアリーダストが「くりいむレモンシリーズ」を立ち上げ、動く少女のエロスに少年たちはベータデッキが擦り切れるほどテープを回し続ける。 それまでは、年齢制限や購入規制の法律も無かったご時世の中で起こった騒動によって、代表例として出された雑誌は廃刊の道を辿らされることとなり、わいせつな表現は子供の目に触れさせるべきではない。と言った動きが加速する。 そんな業界の波風が吹き寄せているとも知らず、パソコンショップ高知は新たな絵師である宮田氏を迎え、1985年には新作の「イエローレモン」を発売。 PSKのゲームは宮田作品、武市作品と呼ばれるようになり、新たなファンを呼び寄せていく。 1985年には長年続いていたロリコン雑誌「Hey!Buddy」の増刊号が摘発された事を契機に、同年11月に雑誌も廃刊となり、ついには「漫画ブリッコ」も翌月に休刊となった。 だが、まだ動きを見せているのは出版業界だけで有り、マイコンソフトは以前と変わらない日々を送っていた。 |