有志より頂いた追悼コメントを掲載しております。
Columnから「エルフソフトの歴史」を拝見しました。エルフの歴史が興味深く描かれ、また当時のエロゲー業界の雰囲気を生で感じられ、単なる一ゲーマーにすぎない私ですが、とても懐かしく感じました。これがきっかけで、段ボールの奥から2002年の「コンプエルフ」を探し引っ張り出して、会社としてのエルフはこのころが最高だったんだろうなぁ、と「らいむいろ戦奇譚」の発売予告を見ながら思いを馳せました。
また、今になってエルフゲームマイベスト5とかを考える一方で、人生の大事な時期にエロゲーにはまらなくてよかったなぁと、振り返りもしました。ゲーム歴は長く、「オランダ人妻は~」や「東京ナンパストリート」は小中学生のころやった覚えがあるのですが、幸運にもその後、社会に出るまでエロゲーからは遠ざかっていました。
そのような理由から、エルフやエロゲーにはまるきっかけとなったのは、世間によくある中古で買った「同級生2」からでした。その後は、学園モノで涙し、凌辱や寝取られを学び、、、エルフさんからは長年にわたり幅広くエロゲーの楽しみ方を教えていただきました。エルフがなくても、どのみちエロゲーにははまっていたとは思いますが、エルフの数々のソフトがなければ、それほどの楽しみを得られなかったと思います。そういう意味でも大事な高校時代にエルフを知らなくてよかったなぁと。
「ボクの彼女はガテン系」のシリーズがエルフとしての遺作になりそうであり、ゲーム立ち上げ時のエルフのロゴを新作で見られなくなるのはさみしいです。
それでも、シルキーズプラスにスタッフは移ったとのことですので、これからも新作を楽しみにしています。「奇譚」は縁起が悪いような気がしますが・・
エルフの会社として、というのは無理だとは思いますが、スタッフのどなたかが、将来的に、総まとめ的なものを書いていただけることを期待して待っています。エルフFANCLUBのCDも大事に保管しておきます。今までありがとうございました。
byはちゅねさん
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エルフと言えばゲーム毎に何かしら付属していたカラーコード表を思い出す。
当時は個人でカラーコピー機を所有する人が皆無だった為、このようなコピー対策が有効だったのかなぁ・・・
byコオロギ養殖さん
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私は残念ながらelfの作品のタイトルとサイトを過去に何度か見た程度の人間で「このゲームの何処が良かったか」等踏み込んだ話をすることは出来ませんが、elfほど著名なブランドのHPが閉鎖となるとどこか寂しいものがあります。
「伊頭家シリーズ」「らいむいろ戦奇譚シリーズ」でelfの存在を知り「AVキング」「人間デブリ」に興味を持ったりもしました。
その後「ガテン系シリーズ」で「こんなのも作るのか!?」と衝撃も受けました。
今、今後elfの関係者がどうなってる(どうなっていくか)はわかりませんが、元気にやっていって欲しいと思います!
by「SaharaP」
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私が「美少女ゲーム」に興味を持ちだした頃にはすでに東のエルフ、西のアリスが形成されている頃でありまして、多感な少年期には当時のグラフィックが夢の一場面のようでありました。
当時はパソコンを持った友人も少なかったのですが、その少ない内の一人が「兄貴のだけど貸していいって言ってくれたわ」と渡されたのが、「ドラゴンナイト2」でありました。
そして深夜に父親のパソコンをこっそり起動してドラゴンナイト2をプレイしたのが、私のエロゲ処女喪失であります。
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数戦すると死んでしまうゲームバランスに「この野郎!クソゲーか!」と思いつつも若い性欲には勝てずとことんプレイしたのが懐かしいものです。
このゲームをプレイしたお陰でモンスター娘という性癖が私に根付いたのではないか?と今では確信している所であります。
その後は闘神都市などに手を出しすっかりアリス派として育っておりましたが、例の事件でソフト購入ができなくなってしまったのが非常に残念でありました。
それでもコンシューマーの同級生シリーズなどにはどっぷりハマり、ゲーセンで格ゲーをする傍らポスタードリームにもお金を注ぎ込んだりもしておりましたね。
息子の部屋の壁一面に美少女が並ぶのを見ていた両親はどう思っていたのでしょうか。怖くて未だに聞く事はできません。
このように自分の性癖を形成した大きな要因であったエルフの解散は非常に残念でなりません。
また夢中になれるゲームがエルフから出る事を夢見ていたのが夢のままで終わってしまう事が非常に残念でなりません。
最後にエルフの関係者様一同、ゲームキャラ一同に多大なる感謝を捧げて追悼のコメントとさせていただきます。本当にありがとうございました。
byろびそP
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同級生のラジオとラジオドラマと病弱キャラがめっ茶よかった。あの路線を下級生でも続けてほしかった。
あれで目覚めた阿呆は、多いんだから。
どこで、無くして、堕落し、傲慢になったのか。
by良樹さん
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私がエルフ作品と出会ったのは、かれこれ20年程昔になるか。
当時はまだ一般家庭にパソコンなんてモノは普及しておらず、ごく一部のコアな層しか持っていなかった。
そんな中でもゲーム好きだった私は何処からか聞いたのだ。
「『同級生』ってのが面白い」
面白いと言われたらやってみたくなるものだがそこは田舎の少年、パソコンなんか買う金も無いし、持っている友達だっていない。
しかしある時叔父がFM-TOWNS版を持っていることがわかった。
すぐさま叔父に頼み込み、普段使用していない部屋に据えてあったそのFM-TOWNSの前に陣取り、それこそ寝ることも忘れてプレイした。
美麗なグラフィックもさる事ながら、背景クリックで表示されるお遊びがとにかく楽しかった。
その後同級生2も同じくFM-TOWNS版をプレイし、桜子にときめいていたのもいい思い出である。
同級生2はFX版もサターン版もスーファミ版もプレイした。
どれも同じ話なのにどれも同じく面白かった。
そしてサターン版の野々村病院の人々やYU-NOをプレイした辺りで、気がつけばエルフ作品からも離れてしまったように思う。
思えば私の青春時代において、同級生で時間厳守を学び、YU-NOで人生のやり直しを学び、野々村病院で物事には裏があるのを学んだ気がする(違
エルフよ、数々の思い出と沢山の教訓と数多のエロスをありがとう。
byスペランカー佐藤さん
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エルフのゲームを憶えている者は幸せである。
美少女ゲームと呼ばれるジャンルが、いかに多様な可能性を秘めているか。卓越したゲームシステムと魅力的なヒロインたちを生み出したエルフは、鮮烈な体験をもってこのジャンルの輝かしい未来を示してくれた。エルフのゲームを堪能し眠りについた夜、明日はもっと楽しい日になると信じていたと思う。
腕っ節が強く女好き、普段はおちゃらけている主人公。
田中美沙がそうであったように、シナリオが進むにつれて我々は主人公の魅力に気づいてゆき、惹かれ、ついには同一化する。
マルレーネが背負っていた宿命を知った時、なぜこのヒロインを救えないのかと呻吟し、唯を放置して美佐子さんに熱を上げ、桜子に気づくと通わずにいられず、忘れられてもなお一途なニーナの想いに応えようと奮闘する。
なぜこのヒロインを幸せに出来ないのか。彼女の運命を変えることは出来ないのか。
その問いかけを、シナリオとゲームシステムとユーザーインターフェースの完璧な融合という形で結実させたのが『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』である。
絵里子先生のキャラクターにまず痺れ、亜由美さんを助けようと奔走し、事象科学なる理論にぶちあたって酩酊する。事象の地平線。なんと美しく恐ろしい言葉だろうか。
亜由美さんを救うことで、A.D.M.Sというマルチシナリオの一つの理想を体験する。
自分は今、天才が作ったゲームをプレイしている!
このシステムを武器に、神奈の元に急ごう。「……なぜですか」とこちらを見つめる彼女を暖めてあげよう。その先にどんな真実が待っているとしても。
まだ見ぬ、身体を丸めて眠っているあの娘の姿を想いながら。
あの時の高揚を、一生忘れることはないだろう。
シナリオとして未完成であることを差し引いてなお、不朽の名作。
奇しくも、エルフがその歴史を閉じる今年、『YU-NO』が新たに生まれ変わる。
これはきっと証明なのだと思う。人が去り、会社が失われようとも、彼らが作ったゲームが忘れられることはないのだと。
by涙目さん
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たくさんのコメントやイラスト、本当にありがとうございましたm(__)m